新春ランチは、今が旬のあんこうを食べたくて神田のいせ源へ。いせ源は都内唯一のあんこう料理専門店で、創業はなんと江戸時代(天保元年・1831年)。第11代将軍の徳川家斉のころですね。

お店で出されるあんこうは、津軽海峡・風間浦沖で水揚げされるものなんです。

お店の前のショーケースには生のあんこうが飾られています。すごい迫力!

趣のある引き戸をあけて中に入り、下足番のおじさんに人数を告げます。手渡された木札を受け取り、案内された2階の広間へ。

レトロな白い座布団に座り、あんこう鍋とあんこうの肝さしをオーダーしました。

ポン酢でいただく肝・・・とろけるようなおいしさ。

あんこう鍋には「あんこうの七つ道具」が入っているんでしょうか。

肝はもちろんのこと、ぷみぷみの部分やコリコリのところ、ふわふわの部分など、さまざまな食感が楽しくて、まさに「口福」を味わえました。

あんこうだけでなくお鍋に入っているうどや椎茸、お豆腐に白滝など、どれもとってもおいしい。

割り下はかなり濃くて甘めの味付け。

〆はもちろんおじや!余すところなく全部をいただきました。(写真は撮り忘れちゃいました)

おいしかったあ!

いせ源の建物は、関東大震災による全焼後、昭和5年に建て直された木造3階建です。

その後は運よく戦災を免れ、現在も当時のたたずまいのまま営業しておられます。

最近はどこもかしこもチェーン店ばかり。こういったお店もすっかり珍しくなりました。

コロナに負けず、これからもずっと続いてほしいです。